ドイツで買ってよかった物リスト~コロナ禍の冬を乗り切るために

ドイツのグルメ

最近買って良かった!と思ったおいしいものや楽しいもの、気分が上がるものを紹介していきたいと思います。まずはこの冬を乗り切りましょう。

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今年は想像以上に厳しい冬になりそうですね……
ただでさえ長く暗く寒さ厳しく、冬季鬱になる人も少なくないドイツの冬ですが、それに加えてのコロナ。
世界中がくまなく大変な時ですが、在外邦人のなかには、日本に帰りたくても帰れなかったり、それぞれに様々な問題を抱えて困難な状況にある人もたくさんいることと思います。

できることは限られてしまいますが、そんななかでもどうにか楽しみを見つけていきたいものですね。
私もこれまでなら絶対やらなかっただろうことに挑戦したり、とにかく思いついたことをやってみたりしています。
中途半端でもなんでもいいと思っています。正気を保つための狂気は使いよう。

とにもかくにも。先のことはわからないけれど、まずはこの冬を乗り切りましょう。
私が最近、買ってよかった!と思った、おいしいものや楽しいもの、気分が上がるものをここで紹介していきたいと思います。
個人的感覚に基づくものですので、参考程度にご覧いただければ。

その1 アグリーセーター(ダサいセーター)

ここ数年人気急上昇(らしい)、アグリーセーターことダサいセーター。格安スーパーLiDLのクリスマス商品を売り切れ寸前のところでゲット。着ると想像以上に気分が上がり、今更ながらその威力に驚愕……これまでばかにしててごめんなさい。アメリカやイギリスでは12月にアグリーセーターの日があるらしいけれど、私はこの冬フル活用していく所存。

赤いセーターにはライトが内臓されていて、チカチカ光る仕様。ますます気分が上がる。しかしこのライト、何に反応しているのか急に付いたり消えたり、どういうシステムなのか謎である……。

その2 ハモン・セラーノ(スペイン産生ハム)の原木

いつかやってみたいと思っていた、スペイン産生ハム(ハモン・セラーノ)の丸ごと1本買い。今やらないでいつやる!?との心の声に促され購入。恩人である友人家族へのお歳暮ということにしてかついで行ったら、とっても喜んでくれてとっても嬉しくなった。本当に買ってよかったなあとしみじみ。
ひとしきり記念撮影した後、スライス生ハムをつまみながら、どのような料理で楽しめるか話し合いました。冬じゅうめいっぱい楽しめそうでわくわく。

生ハム会議で出たアイデア例
脂身の部分はカリカリに焼いてスナックに(実践済。旨い!)。炒飯に入れてもおいしそう。
バゲットにおいしいバターを塗り、生ハムスライスをたっぷりサンド。
ホットサンド(友人宅で流行中)の具に。チーズと一緒に。
私の溺愛メニュー:ブッラータ×生ハム×柿のサラダ(夏は桃だけど秋冬はイチジクや梨、柿で)
最後に残った骨からは、いい出汁がとれるのではないか?豚骨スープができるかも……?
などなど。

LiDLのクリスマス商品で40ユーロ以下という破格の安値。専用の台とナイフ付き。
この時期はいろんなスーパーで同じような商品を出しているけれど、ここのが最安値かもしれません。これぐらいの贅沢は許されるはず。。。(試しに日本の通販を見てみると約10倍のお値段でした……)

その3 テット・ド・モワンヌ(坊さんの頭という名のチーズ)

スイスのジュラ地方で作られるチーズ「テット・ド・モワンヌ(Tête de Moine)」。フランス語で「修道士の頭」という意味で、その昔、修道士が作ったという説があります。独特の強い香りと濃厚な風味があり、専用の削り器をまわしながら薄~くけずっていただくと、ふんわり軽い食感と相まって最高においしい!それにとっても楽しい!友人の娘8歳がめちゃくちゃ気に入り、チーズ削り職人に就任しました。
削った形がアンズタケに似ていることから、削り器は「ジロール」(フランス語でアンズタケの意味)と呼ばれます。
ふだんスーパーで出回っているものはスライス状のものが多いですが、LiDLのクリスマス商品でジロール付きのセットが登場。毎年クリスマス前になると、各スーパーともちょっとごちそう風の商品を展開しますが、今年のLiDLはとっても充実している!印象。
ちなみにお値段10ユーロ以下。これぐらいの贅沢は(以下略)

修道士の頭「テット・ド・モワンヌ」・・・パッケージにも修道士のイラストが。

その4 リッタースポーツの冬限定チョコレート

あまり知られていないようなのですが、じつはドイツはチョコレート大国で、生産量・消費量ともに世界トップレベル。スーパーにもお手頃価格でおいしいチョコレートがたくさん並んでいます。私がふだん一番よく買っているのは「リッタースポーツ(Ritter SPORT)」。板チョコでは珍しい正方形でカラフルなパッケージが特徴です。

リッターはとにかく種類がたくさん。季節ごとに登場する限定フレーバーも楽しみで、毎回全種類試さずにはいられません。今冬は3種類登場したのですが、そのなかの「KOKOSMAKRONEココナツマカロン」は私的にここ数年で一番の大ヒット。期間限定フレーバーなので、セールの時にまとめ買いしてストックしています(画像中央参照)。定番化してほしい!

その5 ミヒェルゼンのキャンディス(氷砂糖)アドヴェント風味

ここ数年、日本でも人気急上昇のミヒェルゼン(MICHELSEN)のキャンディス(カンディス)は、紅茶に入れるために作られた、シロップやリキュール漬けの氷砂糖。
ラムやアールグレイなどが定番人気のフレーバーですが、この冬初めて買ってみたアドヴェンツ風味のキャンディスが最近のお気に入り。紅茶にひとさじ溶かすと、シナモン、ジンジャー、カルダモンなどドイツのクリスマス菓子でおなじみのスパイスとラムの風味がほんのり。寒い夜、ほっと一息つきたい時に。

こちらの記事でアドヴェントの過ごし方やレシピなどご紹介しています↓↓↓

その6 トリュフ風味のチーズや食品

ここ数年マイブームな、トリュフ風味の食品。著書『在欧手抜き料理帖』にも書きましたが、トリュフ塩やトリュフオイルなどは、いつもの料理にちょっと加えるだけでうんとおいしくなる魔法の調味料。トリュフはなんといっても世界三大珍味の1つですし、高級なイメージがありますよね。実際、日本では怯むようなお値段ですが、欧州ではトリュフブームのおかげで、普通のスーパーでもお手頃価格で手に入ります。

写真左からスーパーREWEのPB商品、トリュフ入りブッラータ、スーパーPennyのトリュフ風味カシューナッツ。そして、私が世界一おいしいチーズだと思っているトリュフ入りのブリ―……お店によってトリュフ感がまちまちでかなり差が激しいので、これはというものを、ここぞという時にいただいています。それでも写真のサイズで10ユーロ以下。赤ワインとパンがあれば天国に行けます。ほんのちょっとでも満足感が大きくてごきげんになれるので、コスパは高いと思います(私比)
クリスマスや年末は、ごちそう風の期間限定商品として様々なトリュフ食品が登場するので、色々と試して楽しんでいるところです。年末だし。ロックダウンだし。これくらいの贅沢は…(以下略)

ストレス撃退商品(入浴剤、アロマオイル、ハーブティー)

最近、コロナ禍の影響だと思われる「ストレスに効く」商品を多く見かけるようになりました。なかにはコロナ以前からあった商品もあるのかもしれませんが、ドラッグストアなどで特設コーナーが設けられたりして目立っており、私も自身を使って色々と治験しているところです。
画像左:クナイプのバスソルト 「グッバイ・ストレス」・・・私が普段から色々と愛用している入浴剤のメーカー、クナイプのバスソルト。ミントとローズマリーの香り。
中:プリマヴェーラのアロマオイル「ストレス・フライ(フリー)」・・・こちらも愛用しているオーガニック精油のメーカー。公式サイトによると「緊張や不安によるストレスを和らげ、心の落ち着きを取り戻すブレンド」というこの香りは新商品。ロールオンタイプなので手首や首筋にさっと塗れて、ラベンダーの香りでリラックスできます。
右:ハーブティー「アンチ・ストレス」・・・ラベンダー、レモンバーム、ホップのブレンドティー。ドイツのハーブティーは驚くほどたくさんの種類があり、味よりも健康のために飲むものという位置づけ。「よく眠れるように」「風邪に効く」など様々な効能をうたったお茶が多いのもドイツならでは。

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